石膏像は、石膏で写した「本物の彫刻」のレプリカ(模造品)です。だから石膏像には、ほっぺたや頭などに筋がついている。これは型抜きしたときに出来る、型の合わせ目に出来た「バリ」なのです。この「バリ」はコピー型が正確なほどしっかり出る、と聞いています。

「本物の彫刻」とは、ギリシャ・ローマ期の神像が多く取り入れられています。ビーナス、アテネ、マルスなど耳なじみの多い、神様の名前がついています。どうしてこのように、神像をモチーフにして、デッサンの練習をするようになったのか?近代ヨーロッパのアカデミズムで、それが重用されたからです。それはなぜか?ルネサンス以降の伝統として、アカデミズムでは人体というモチーフが主だったものであること、その源流としてギリシャ・ローマ期が参考にされた、ということです。

日本には、明治初期「欧米列強に倣え!追いつけ!」ということで、「輸入」されました。「美術」という言葉も、「アート」の翻訳のために生まれた造語です。

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