投稿者:  ななさん (高校2年生:デッサン歴10日目)
メッセージ本文:
美術系の高校に通っている2年生です。
と言っても、デッサンなんてほとんでしなくて主にポスターを書いたり色面構成をしています。
しかし私は美大に行きたくて美大にはデッサン力が必要ということもあり最近本格的にデッサンを始めてみました。

デッサン力がつくにはただひたすら書くだけだと聞きますが本当ですか?
また15分デッサンは効果がありますか?
評価は厳しめでお願いします

(6時間)

石膏デッサン(ラボルト)

初めまして、ご投稿有難うございます。

プロへの道、踏み出したのですね。応援します、頑張って下さい。

厳しめですか?また言われたけど、私はいつも普通ですよ。
今まで付き合ってきた人も、今周りにいる人もストレートにずけずけ言う人ばかりですからね~(笑)
あなたの周りの人は、そういう人がいないのですか?

ご質問にお答えします。
ひたすら描くだけ?
いいえ!野球に例えますと、1000回素振りしても球が打てなきゃしょうがない。
15分クロッキーも、30時間デッサンもそうです。
連係プレーを繰り返すのと、練習試合で限界や課題を見付けるのとよく似ている、と感じます。
それぞれの目的と自分の現状を理解すると、どんな練習でも有意義です。

さて、石膏デッサンについて、これはギリシャ彫刻のレプリカ、輸送的な(西洋の)人体と立体表現を学ぶために、明治初期に輸入されたものです。
下から見上げた難しい角度ですが、それを描くには顔も遠近法に則って描くことが必要です。
顎から鼻→鼻から眉間→眉間から生え際、段々狭くなります。
また丸いものを見上げると上向きのカーブになりますね。
口も鼻も眼も、おでこや生え際のラインも、そのようなカーブを意識して描きます。
この石膏像は、特に量感!量感!と指導を受ける部類のものですが、それには上向きの面、横向きの面、下向きの面を明確にすることです。
このデッサンの場合は、上向きと横向きの違いが曖昧でしょうか。
慣れないタッチを使い分けようとして喰らい付いていく、そんな熱い所が感じられて、いいデッサンです。
ガッツだぜ!

石膏デッサン(ラボルト)



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