投稿者:  甘夏  さん (17歳・高校3年生/デッサン3ヶ月)

メッセージ本文:
初めまして、とある国立大の教育学部を目指しています。
11月に推薦入試がありそれに落ちた場合は2月に一般入試を受験します。
今まで受験勉強にばかり力を入れていてデッサンは3ヶ月くらいしか経験がありません。
美術予備校や自宅で練習しています。

今回添付したのは美術予備校で出た課題です。
布はこの中で1番ましかな、と思っています。布の影は自分なりに良くできた思います。
木の質感は以前よりよく描けるようになっている気がしますが、半透明のもの(なんだかわかりません…)の透明感は全く描けていないと思います。
拙いですが、添削を宜しくお願い致します。
(120分)

木の立方体と布とパイプのデッサン

初めまして。不思議なデッサンです。左右がギリギリに収まっています。棒がなぜ落ちないのか?ギリギリ止まっているのか?これはギリギリ感を演出するコンセプトでしょうか?いや、嫌味じゃなく、アートではそのようなコンセプトや異化が用いられことも多く、これは狙ったものじゃないのか?と気になりました。

とにかく画面に納めなければならないとこだわった結果だと仮定して、話を進めさせて頂きます。こういった普通のデッサンは、自然な入れ方をして、見る人に自然に伝わることを目指すことが多いと思います。余白を考えること、時としてモチーフの一部が見切れても、その方が余白全体のバランスが良い場合もあります。

布自体は、もっと面を意識してタッチを利かしましょう。木の質感は良く描けていますが、立方体ならば右面が正方形に見えません。棒は質感うんぬんより、存在が不思議です。このモチーフは各々が組んだものですか?それならば、ちょっと狙い過ぎている感じです。

こだわりはクリエイティブには必要です。普通なこと、自然なことも知りつつ、こだわる方が良いと思います。そうでなければ、クリエイティブは変わったことをやったもの勝ち、ということになってしまいます。

木の立方体と布とパイプのデッサン



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