投稿者:るりこさん(デッサン歴三ヶ月)  

メッセージ:
画力向上のため始めました。
よろしくお願い致します。

(2時間)
あおばずく(フクロウの仲間)のデッサン

初めまして。画力向上ですか?2時間でこれだけ描けるのは、かなりお上手だと思いますが。
これは写真を元にしましたか?剥製ですか?写真だと想定して進めさせて頂きます。

鳥の羽の柔らかい表情は、良く捉えていると思います。柔らかさに対して固さ、嘴の線、足や鋭い爪の線はもっと強くしっかり描いた方が良いと思います。またこちらを見ている目、猛禽類の鋭い眼光を捉えるには、目頭、上まぶたを丁寧に追うと良いと思います。

動き回るモチーフや珍しい風景など、目の前にして描くのが難しい対象は、写真を利用することが多いと思います。気を付けて頂きたいことは、2つ。まず、そっくりにし過ぎると著作権に触れます。習作は構わないが、公開は出来ません。写真も自前であれば、問題はありません。サノケンだけではなく、過去日本画家も裁判で負けました。(写真家の態度如何にもよりますが。)
次が本題ですが、写真には立体感が乏しい。首周り、足からお尻にかけての複雑な面を把握するには、違う角度の写真も要ります。またデッサンには構成を考えること、主客など優先順位を考えることも重要なのですが、この場合フクロウの顔→体→爪→背景という流れになります。フクロウの顔を強く、止まり木をやや省略気味に、そして体向かって右の枝?はフクロウにとって邪魔なので消すといった操作、写真だと情報がフラット化しやすいので構成を考慮しにくいというデメリットがあります。

上手い絵といい絵が違うように、画力とは速さ上手さだけではないこと、ご留意いただき、これからもご精進下さい。

あおばずく(フクロウの仲間)のデッサン



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