投稿者:おかたまさん(46歳/デッサン歴10枚くらい)

■自己紹介・デッサンの目的
数年前、体験レッスンを受講致しました。その時に頂いたアドバイスから、様々な気づきを得、たいへん貴重な経験だったと感謝しております。
その後、先生がHP上で書かれた「美術と技術の違いとは」という内容の文章にいろいろ考えさせられ、なぜ自分は絵を描くんだろう、自分の「美術」はなんだろう?と、思いを巡らし、「美術と技術は違う」という言葉に、自分で答えを出すしかない、と悩みながら、結局、一人で時折、筆を執っています。
しかし、自分の絵を客観的に見る目を養うのは、本当に難しいと感じています。

今回は、淡彩を描きました。淡彩画も、素描と扱われると技法書で読み、投稿することにいたしました。
(もし御趣旨にそぐわなければ、採り上げないでくださってかまいません)
どうぞよろしくお願いいたします。

■頑張った点、上手くいかなかった点
鉛筆でスケッチの後バーントアンバーで明暗の調子をつけていきました。
重ね塗りで立体を表すことに気を付けて、できるだけ少ない回数で出来上がらせることを考えていましたが、2時間かかってしまいました。
その後、固有色をごく薄く載せました。
見れば見るほど荒く、丁寧でないところが目立つように思えます。
形をもっと意識して筆を動かしたほうがよかったかと思います。

■どのような点を向上させたいか
まだ、自分の事がよくわかっていない気がします。
いろいろな絵を描いて、枚数を重ねていくうちに、自分を発見できればいいなと思っています。
絵の勉強をしようと思ったのは40歳を過ぎてからなので、焦る気持ちもありますが、絵が好きということを見失わずに楽しんでいきたいと思います。

■デッサンの所要時間
120分

柿のデッサン

ご投稿有難うございます。一期一会かもしれない出会いも、こうしてまたお目見えすることが出来、歩みを進めていらっしゃること、うれしく思います。

淡彩の場合気を付けることは、鮮やかな色を生かすためにそのような個所は出来るだけ絵の具を重ねない、つまり柿のオレンジを最初に付け、その後その上に暗い色を重ねないことです。具体的には、鉛筆の下書きは明るいところは出来るだけ取り去り、きちんと定着して色が濁らないようにすること、バーントアンバーは慎重にオレンジの上に重ねていくことです。少し油絵やデッサンとは、進め方が違いますね。オレンジの発色が、優先されるという訳です。

この作品は、玄人のような独特の重厚な画質を持っています。何度も塗り重ねたことが、そのような成果でしょうか?絵の良さにも色々あります。このような塗り重ねて、作者の思いが出てくるような作品も、私は技術を超えてくるものと思えます。浜口陽三さんのようなテイスト、私は好きですよ。



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