投稿者:たちおさん(48歳・会社員/デッサン歴6ヶ月)

■自己紹介・デッサンの目的
3回目の添削お願いします。
初回の添削でタッチについてアドバイスを頂き、2回目の添削では空間について課題を頂きました。以降、今までのご指摘を総括するつもりで5点のデッサンを描きました。コチラを気を付ければアチラが上手くいかずの状態でしたが、そのの中から自分なり良いと感じた物を送付致します。宜しくお願いします。

■頑張った点、上手くいかなかった点
前回より空間は表現できたのかな(?)と思いますが、自分では何とも判りません。一方、タッチは甘くなったと感じました。ここの両立と言うかバランスがどうも上手くいきません。空間表現とは個々の存在感と関係性と考えました。テクニック的にはパース、明暗陰影、タッチは勿論の事、床壁との接地感や、奥行きに対するディテールやピントのさじ加減などが影響しそうです。これだけでも大変ですが、それだけではないような…謎は深まる一方です。

■どのような点を向上させたいか
やはり素材表現には拘りたいです。さらに空間表現ですが、物(人)と物の関係で緊張感とか佇まいなどと言われる事があります。確かにそういった感覚はありますが、何かと言われてもよく判らない。もしこれが絵の中に感じれたら素晴らしいと思います。素人が語るにはあまりに無謀かつ身の程知らずな話ですが、ここは素人の特権として自由気ままにやろうかなと(笑)。

■デッサンの所要時間
9時間

[過去投稿]
投稿269:ワイン瓶とスチール缶と帽子のデッサン
投稿264:野球のグローブのデッサン

玉葱、布巾、フライパンのデッサン

さすがに良く考えていらっしゃいます。緊張感とか佇まい、つまり存在感のことですね。言葉でいうのは中々難しい、そして人それぞれの感じ方がある、だから感受して試して、それを繰り返して実現する、絵でしか表現できないもの、ということになるかと思います。考えてみていただけますでしょうか?どのような静物画に感動しましたか?どんな光を当てたいですか?白バックで良いのですか?こうなると、作品がデッサンの参考になってきます。これが本来です。王道を進んでいますよ!(笑)、もう素人玄人などの区別はなさらないでも良いかと思います。

やはり、存在に向き合うことの方が大事で、ノウハウはそれに比べれば、2の次3の次です。例えば絵を買うとしたら、存在に注力している作家の作品と、技術に注力している作家の作品、どちらを選びますか?(人それぞれでしょうけれども。)私もデッサンオンデマンド用に、バナナからスプーンまでデモンストレーション映像を制作していますが、簡単だと思えるモチーフは何も無かった。向き合っていないと、簡単だとかノウハウがどうのこうのだと、直ぐに本質からズレてしまうので、問題です。皆まで言いませんが、これは時代の大問題です。

添削としては、余り指摘することはございません。私だったら、玉ねぎにもう少し強い光を当て、明るいところや皮のパリパリ感を出したいと思います。デッサンに、淡々と描き進めた格調のようなものが出てきましたね。

玉葱、布巾、フライパンのデッサン



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