投稿者:ナツ さん(15歳・中学3年/デッサン歴4ヶ月/高校(美術科)受験)

■自己紹介・デッサンの目的
高校の美術科の受験で石膏デッサンをします。このまま描き続けていけばいいのか不安です。

■頑張った点、上手くいかなかった点
頑張った点は髪の丸みを意識しました。
上手くいかなかった点は顔の凹凸が分かりにくいかなと思います。

■どのような点を向上させたいか
入試なので目の止まるようにしたい事と時間を短縮したい事です。

■デッサンの所要時間
480分

石膏像アグリッパのデッサン

初めまして。やっぱり受験ですね、、、。ところで、この頃、練習で石膏デッサンする人は、あまりいなくなったのでしょうか?アカデミックな印象の強い石膏デッサンですが、偉人や神像をモチーフにした素晴らしい彫刻作品であること、形や光、面=立体感や空間を見る目を養うには、素晴らしい教材だと私は思います。

「このまま描き続けていけばいいのか不安です。」→そういう時は、描かないで見ることが大切です。そして、どうすればいいか、自分で判断出来たら、また描き始めることです。人に判断してもらうのは、試験の時に役に立ちませんので。

「頑張った点は髪の丸みを意識しました。上手くいかなかった点は顔の凹凸が分かりにくいかなと思います。」→そうかな~顔の面の方が、しっかり描かれているような気がするのだけど、、。両方とも、同じような白い部分が多いでしょう?こういうところが、それぞれ違うようになってくると、もっと細かい面が表現できるようになります。

「入試なので目の止まるようにしたい事と時間を短縮したい事です。」→試験官の目に留まるようにしたい、というのは面白いと思いました。アッカンベーさせたら、間違いなく目に留まるけれど、試験には落ちるでしょうね~目に留まるとは、良い出来であるということ。石膏像が良い出来とは、偉人や神像の持つカッコよさが表現出来た時でしょうね。

では、ちょっと調べてみましょうか?アグリッパは何時、何をした人で、彫刻家はアグリッパのどういうところを表現したかったのでしょうか?

これが分かれば、試験で形を写す目的に、彫刻を通してアートのセンスを受け取る目的が、あなたの中に少し入ってくるでしょう。すると、あなたは他の人より、かっこいい目的が出来たことになる。それが出来れば、その分「目に留まる」ようになります。当然、形が正確に描けることは、クリアーした前提でのお話ですので、まずは、しっかり計って見比べて直して、それを繰り返して自分の目を鍛えて下さい。出来るようになったら、自然に時間短縮になっているはずです。

石膏像アグリッパのデッサン



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