投稿者: 崖っぷち学生さん (17歳・高校3年生/デッサン歴8ヶ月/美大受験)

■モチーフ

すみません、後日にモチーフを撮影したため、影やポーズがずれてます

■自己紹介・デッサンの目的
芸大受験のため、数ヶ月前に画塾に通ったものの、このままじゃ通らないと言われ続け折れかけています。

■頑張った点、上手くいかなかった点
迫力が出るように構図を意識しました。
陰影が薄く、力強さが足りない部分や、線が荒い点などが反省点です。

■どのような点を向上させたいか
どうすれば陰影が上手く出るのか知りたいです。

■デッサンの所要時間
180分

手のデッサン

崖っぷち学生さん、はじめまして。すごいお名前ですね、闘っている気持ちがとても伝わってきます。始めて8ヵ月、それほど長い経験ではありませんが、そこそこ描ける腕前とお見受けします。画塾の先生、厳しいかも知れませんが、受験はそもそも厳しいもの。もう一息伸ばそうと、スパルタ式に厳しく指導しているはずです。

さて添削ですが、手というものは、案外難しいモチーフです。
何が難しいかというと、
1.まず構造。
骨、太さ、長さの(個体差はあれども)バランスが重要であること。
2.関節が多く、良く曲がること。
様々なポーズが取れ、気持ちを込めるなどの表現が可能だということ。
3.そして質感。「肌」をしっかり表現することが問われること。

指の、長さや太さが安定しないということは、まだ構造把握が十分でないということです。自分の手を実際に見ながら、様々なポーズを取り、クロッキーを繰り返して、形をしっかり認識しましょう。
次に、「どうすれば陰影が上手く出るのか知りたいです。」とのことですが、光がどの方向から、どう当たっているか?、描く前からはっきり認識することが大切です。その結果、どの面に光が当たり、どの面が陰になり、どの指の影が手の平に落ちているか、分かります。
どちらも、自分の手で、ちょっと動かしたりして、確認することが重要です。また、上手くなるためには、自分がどこを改良すれば良いか?しつこく見て、納得行くまで、しつこく直す。これが最重要です。(申し訳ないのですが、これらは初歩です。)

でも、あなたは良い状況に居ますよ。競争の中で、自分を開いていくことは簡単ではありませんが、それが出来れば、人の良いところを取り入れ、自分の至らないところを改良できる。この頃良く思うのですが、競争からしかわからないことがあります。それが出来ない人は、多いでしょう?合否はもちろん最大目的ですが、厳しい競争が自分を大きくしてくれると思って、前に進んで行きましょう。

手のデッサン



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