フィリッポス国王の石膏像のデッサン

投稿者:キムチ番長 さん (22歳・大学生/デッサン初心者)

■モチーフ
フィリッポス国王の石膏像?を描きました

■自己紹介・デッサンの目的
初めまして、デッサンを始めたばかりです。元々絵をかくのが好きだったのでデッサンに挑戦することにしました。少しずつと思い試しに石膏を描きました!

■頑張った点、上手くいかなかった点
なるべく時間をかけた事
顔のバランスが取れていない
髭が描けなかった事

■どのような点を向上させたいか
鉛筆の使い分け
ティッシュと練り消しの使い方
光の明暗の見極め
より立体感の出る画力

■デッサンの所要時間
3時間

フィリッポス国王の石膏像のデッサン

キムチ番長 さん、初めまして。良く描けているじゃないですか。初心者なのに、石膏デッサンがこれだけ描けるのは、お上手です。でも、やはりモチーフとしては、難しい方ですから、細かい点は色々指摘するところがあります。それは、赤ペンをご参照ください。

キムチ番長 さん、それより、原点に回帰しましょう。芸術家は、どういう思いを持って、この顔を作ったのでしょうね?フィリッポス国王→検索ではなく、この顔に向き合ってみて下さい。生々しい顔をしていますね。目や口が、左右で揃っていない。上目遣いで、強面ですね。どうして、こんな顔にしたのでしょうか?

それを上手く表現するのが、デッサンです。デッサンをして上手くなるのは確かですが、デッサンは目的ではなく、自分の表現したいものを技術的に支える手段です。この場合は、摸刻という訳には行かないのですが、模写に近いところがあります。これは、大切なことなので、初心者のうちにお伝えします。逆に、受験とかで使われる技術は目的化されて、このような本質が見えなくなることは、反省を含めて申し上げておきます。

こう考えると、顔をしっかり描くのは、一番大切ですね。次に、古い大理石様の質感、とても必要に思えます。このデッサンは、擦り込むテクニックばかりで、逆に石の質感から遠くなっています。芸術家の目に迫ることと同様、デッサンにおける技術やテクニックは、モチーフに迫る目的で、観察から導き出される点、これからも押さえておいてください。

フィリッポス国王の石膏像のデッサン



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