投稿者:ふぁんさん (21歳・大学4年/デッサン歴4ヶ月)
■自己紹介・デッサンの目的
最近デッサンを始めました。
将来はデザイン系の仕事がしたく、今は全く美術とは関係のない大学に通っています。なので自分で、できることから始めようとまずはデッサンから始めました。
■頑張った点、上手くいかなかった点
全体的な明度はなんとなく合わせることは出来たかなと思います。
あとはモチーフよりも少し下側を暗くして、上下の差出すようにしました。
手の皺の書き込みなど、細かい所をどう表現したら良いか分からず、全体的に曖昧になってしまった。
遠目から見るとなんとなくよく見えるが近くで見ると全然立体感が無く見える。
■どのような点を向上させたいか
書き込みの仕方、指や手の甲の立体感、陰影の表現方法、爪の表現、肉の盛り上がりや凹ませ方
色々とお聞きしてしまいましたが、よろしくお願い致します。
■デッサンの所要時間
約240分
ふぁんさん、初めまして。デザインの仕事のために、デッサンを始めたとのこと、お目が高い!デッサンは観察力、つまり目を鍛えるので、きっと役に立つと思います。頑張ってください。
デッサンには、形、構図、明暗、光、立体感や空間、質感など、総合的な見方や判断が問われます。今回のデッサンは、形、明暗に関しては、良く頑張りました。その他のことに関しては、ちょっと一遍には行きませんので、引き続き試行錯誤してみましょう。
まずは直近で必要になるであろう、線描やタッチに関して。鉛筆の持ち味は、やはり細さを活かした線描です。「書き込みの仕方」とは、線で細かく描いていくことです。輪郭線だけではなく、爪も皺も毛も、全部線で描けるだけ描く!
「指や手の甲の立体感、肉の盛り上がりや凹ませ方」に関しては、タッチが有効です。楕円をグルグルと重ねて伸ばし、明るいところだけ練消しで押さえると、指っぽくなると思います。やってみて下さい。それを、手の丸みに合わせて施すと、肉の盛り上がったり凹んだりしてくると思いますよ。ただ、指紋や皺を参考に、丁寧に施してください。
通常、鉛筆を使えば、線が自然に出てくると思いますが、塗りだけでデッサンをしている点は、少し気になりました。線を出すこと、怖がっていますか?濃くなろうが、間違えようが、とにかく線を出して行きましょう。破綻を恐れないこと、それは破綻を知り、破綻を防ぐことにつながります。早く上手くなりたければ、そうして下さい。