投稿者:724さん (43歳・会社員/デッサン歴・高校の時に1年程度)
■自己紹介・デッサンの目的
はじめまして。
よろしくお願い致します。
私は高校生の時に美術を専門に学んでいました。1年経たない内に、思うように描けなくて、評価に焦り、そのまま芸大受験プレッシャーに耐えきれず逃げました。
またいつか将来、純粋に描いてみたいと思える時が来たら…と高校卒業後からずっと思っていて、その時が来たようです。
■頑張った点、上手くいかなかった点
頑張った点
ただ手をカサカサ動かしていたり、上手く描かなければと考え始めたら、休憩を取りました。
上手くいかなかった点
コロンとした丸みが描けていない、形が長細い気がする
そこに在る感じをもっと描きたかったけれど、ベターっとしてフィルターがかかっているようになってしまった。
■どのような点を向上させたいか
生き生きした存在感を描きたいです。
■デッサンの所要時間
120分
724さん、初めまして。受験プレッシャーに耐えきれず逃げましたか、、、、。多分、その思いを今も引きづっていますね。純粋になるには、前提条件が厳しすぎます。受験時代以上の画力を身に付けて、その思いをひっくり返すのが良いと思います。過去との闘い、頑張ってください!
まず、観察力。次に客観性。デッサンは、何かと厳しいところがありまして、だから私は素晴らしいと思っています。このデッサンは、正直、上手くはありません。タッチは走っているのですが、立体感に沿っていない。卵の形がとても細長くなっていますが、これは途中でも気付いて、修正するべきです。
「ただ手をカサカサ動かしていたり、上手く描かなければと考え始めたら、休憩を取りました。」これは焦りの感情でしょうか?今も、当時のことを思い出すのですね。でも、もっと上手く描こうとした方が良いと思いました。このデッサンは、「上手く描いたつもり」が匂います。あなたの視点が感じられない。
もっと、上手く描くためには、やはり見ることです。そこに在る感じ、存在感とは、平たく言えば、卵らしさ。目の前にあるものを、どれだけ良く見て、感じ取れるかにかかっています。つまり謙虚に、冷静に、主観無く、見ることが出来るか?目の前のモチーフを見ている時に、過去の幻影がチラつくようなら、思い切って振り払うようにしてください。