投稿者:旅さん (16歳・高校2年生/デッサン歴1年8ヶ月)
■モチーフ
聖ジョルジョ胸像
■自己紹介・デッサンの目的
漫画を書く予定があるので、デッサンは画力向上の意味で取り組んでおります。
■頑張った点、上手くいかなかった点
頑張った点
・以前数枚書いたものに共通して画面の白さが目立ってしまっていたので、
今回は逆光を選び、思い切って色を乗せてみることに挑戦しました。
上手くいかなかった点
・影の中の反射と稜線の分類が分かりづらいです。
・全体的にタッチが荒く、面の方向性を意識したタッチになっていません。
・画面の擦りが足りず、反射の表現が上手くいってません。
■どのような点を向上させたいか
全体の印象を良くしたいことと、像のらしさを伝えられるようになりたいです。
具体的にどのような点に配慮すれば、良いデッサンが描けるようになるでしょうか?
新しい視点が貰いたく、連絡させてもらいました。
このような場を設けてくださっていてありがとうございます。
ぜひご回答よろしくお願いします。
■デッサンの所要時間
12時間
旅さん、初めまして。高校2年生なのに、受験ではなく漫画を描く予定があって、石膏像を練習している!これは初めての出会いです。
まず、石膏像にはそれぞれの背景があります。どういう人物で、どういう時代に、どこでどう生きたか?ジョルジョさん、若くしてイタリアの地方領主一族を統括、そのせいで眉間に深いしわが、、、、ご苦労なさっているんですよね(詳しく調べてみて下さい。漫画一本描けそうな、良い背景だと思います。)。
テクニカルには、タッチの使い方、光の当たり方は、ある程度はご存じのようです。しかし、画用紙のようなザラザラ感が、石膏の質感にフィットしていません。刷り込むか、目の細かい紙を使う方が、感じが出ると思います。ご自身でも指摘していますが、これがクリアー出来てから、更に緻密に描き込むときに、像のらしさが表現できると思います。テクニカル的にも、あなたの目標は、短時間でクリアー出来るものではないのです。
受験では、急げ急げでテクニックを詰め込む人もいますが、やはりあなたは歴史観を持って、ゆっくり像と対話することをお勧めします。