投稿者: りおさん

投稿者メッセージ本文:
趣味で絵を描いており初めてデッサンにも挑戦してみたのですが、自己流のため、どこがだめなのか、どう直すべきかなのかがわかりません。
描き込みが足りないとは思うのですが、これ以上どのように足していけばいいのかがわかりませんでした。
辛口でもいいので、アドバイスをいただければと存じます。
よろしくお願いいたします。
使用画材:画用紙、4B・Bの鉛筆、練り消しゴム
25歳
120分
人物デッサン・男性・セミヌード

細かい所までとても丁寧に描かれていますね。
デッサンは初めてとの事ですが、描くことには慣れている方だなと思います。

まずプロポーション。頭が大きい感じがする。5頭身半くらいに見えます。
実物見ていないので、はっきり言えませんが。

あと、手前に突き出した右手の表現、これは奥行き感を出すのがプロでも難しいところですね。
手前に来た肘、拳腕を強く描く。これは空気遠近法という手法です。
それから足元。力が入った部分をもっと強く描く。体重が乗った緊張感が出ます。

そして全体的な事ですが、まず輪郭線を引いてから陰影付けていらっしゃいませんか?
光が当たっている部分も、影の部分も、同じ強さの輪郭線が引かれているように見受けられます。
線は便利な表現です。しかし実際の世界に主線は存在しませんし、デッサンは明暗でモノを描きます。
輪郭線から描き始めると、描くことではなく写すことになりがちです。
それにマンガとかの自由表現の際、このポーズを記憶に留める「資料」になりにくい。
動きを感じながら、関節を当てはめながら、影主体に大まかに→徐々に細かく描いていく方法が、オーソドックスなものです。

ところでこれは写真を見て描かれたデッサンでしょうか?
写真には奥行きの情報がありません。便利ですし、一般的になっていますが、3Dではなく2Dですので仕方がありません。
従って、奥行きを感じる目=「立体視」を磨くことはなかなか難しいのです。
画力アップの為には、実際に見て描く機会を作られるのもいいのではないでしょうか?
描き込みとは、立体感を出す、それをタッチで表現するということです。
人物デッサン・男性・セミヌード



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