投稿者:はさみっこちゃん さん (37歳・小説家/デッサン歴数年)
■自己紹介・デッサンの目的
こんにちは、よろしくお願いします。
小説書きをしていた者ですが、絵を描くのも好きで、鉛筆画をよく描いています。
ふと、基本的なモチーフをどのくらい描けるのか気になり、りんごを描いてみました。
美大受験などの目的は特にないのですが、上手く描けるようになりたいし、基礎的な技術をできるだけ身につけたいなと思います。
■頑張った点、上手くいかなかった点
鉛筆はHBと6Bを使用。陰影が出るようにがんばりましたが、りんごの細かい模様が上手く描けませんでした…。
■どのような点を向上させたいか
写実性と細密性をあげたい!
■デッサンの所要時間
1時間
はさみっこちゃん さん、初めまして。文章をお書きになっていた方!デッサンからも、知性が香ります。影を飛ばした写真、HBと6Bの2本使い、これらに手法的なことも感じさせます。
デッサンに付いて、端的に申し上げます。描く技術であることは、多くの皆さまがご存じのこと。それに加えて見る技術、これはモチーフに対して明暗や形などが合っているか?判断することです。次に考える技術、最終的にどう仕上げ、そのために下塗りや質感の出し方など、どう描き進めて行くか組み立てる技術です。
最初に手法という言葉を使いましたが、人によって注目する点、仕上がり具合は違います。このデッサンの場合、量感を出したいという目的であれば、かなりいい出来です。しかしその場合、タッチの方向は丸みに沿って付けて行った方が、更に量感が出るでしょう。
写実性と細密性をあげたい!ということであれば、もっと模様を描いて行った方が良いでしょうね。その場合、HBと6Bだけではなく、その他の種類も使い、模様や反射光を舐めるように追って行く方が良いでしょう。
デッサンというものは、モチーフ合わせで個性が無い、だから詰まらないという方、良くいらっしゃるのですが、デッサンは客観的手法として、とても優れています。個性を出す際に、その客観性が必要になりますから。だから、デッサンは徹底的にモチーフ合わせということで、正解だと思います。