差出人: RTさん (高校3年・デッサン歴6ヶ月)
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国公立大学の受験まで一ヶ月をきりました、デッサンを始めた時期が遅かったんですが、毎日画塾にと通い詰めました。質感を出そうと頑張りましたが、何処かしっくりこないところがあります。
(4時間デッサン)
センター試験お疲れ様でした。美術系の受験は実技もありますし、大変ですが引き続き頑張って下さい。
ご本人もお気づきですが、やはり質感表現が甘いです。金属の反射、光沢を出すには、境界をはっきり強めに描いたり、逆に微妙な調子を丁寧に描いたり、狙いのはっきりした描き込みが必要です。
紙風船の軽さ、繊細さを出すには、細かいシワを丁寧に描きます。調子の差が少ないので、薄い鉛筆を使います。
木材も少し柔らかそうに見えます。右上が光源だと思いますが、光の当たる部分と陰の部分の差をもっと付けること、タッチを使い硬さを表現すること、木目を丁寧に追うこと、です。
永寧にと続けましたが、結局質感とは丁寧な描き込みで特徴を掴む、ということなのです。
4時間課題―試験対応ということでしょうが、特徴を掴むためには一つ一つゆっくり描くのが、実は早道です。