投稿者: 澤井宏一 さん(23歳/デッサン歴約4~5年) 漫画家志望
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以前提案して頂いた「20時間くらい粘って、これ以上描けない所まで描いて行く」を実践するため描いたデッサンです。
さすがに20時間ぶっ続けで描くのは困難なので一日90~120分くらいで計5日間かけて少しづつ加筆、修正して行きました(ご指摘頂いた線などもある程度は意識しているつもりです)。
そしてその際、日を改めてモチーフを見直す(「見たままを描く」)と今まで気付かなかった「影や光光の付き方」、「瓶の加工の際に生じるであろう微妙な歪み」、「リンゴの一番手前の部分や色の濃淡」などが発見出来て大変だったけれど楽しくもありました。
さて、トータルでは20時間には及ばなかったけれど今回も添削よろしくお願い致します。
それでは長文失礼致します。
12時間(1日90~120分弱を5日間に分けて制作)
[過去投稿]
添削117:みかんのデッサン
添削113:トイレットペーパーのデッサン
添削112:左腕のデッサン
大変良く頑張ったと思います。良くなりましたね!一日毎見直す機会にもなったようで、冷静かつ丁寧な「視点」が持てたことは、とても喜ばしい。結局、上手くなるということは、自分自身の意識の問題、どのような眼差しを持つかということが、少しお分かりになったのではないかと思います。もうしばらく、こういう描き方を続けて行った方が良いのではないでしょうか?
余談ですが、ネットで30秒クロッキーというものがあります。大概は、人体の描き方をしっかり覚えないでするものですから、「雑な人らしきもの」を描くのに慣れてしまい、逆効果になることが多いように思います。ゆっくりでも、人体を確実に描けるようになった方が早道なのです。
さて、気になるところは瓶の口、少々歪み過ぎました。水平線を引いて、左右を見比べることをお勧めします。次にリンゴですが、境界がはっきりくっきりしていません。筆圧の高いアタリを繰り返すと、きれいにネリ消しで抜けなくなりますが、どうでしょう?丁寧に正確に、アタリを取っていくことも、心掛けてみて下さい。