投稿者:九九 さん (18歳・高専4年／デッサン歴3ヶ月／美大受験）
■モチーフ
石膏像「月桂冠少女」です。デッサン用に購入しました。
■自己紹介・デッサンの目的
高専を来年卒業し、美大に行きたいと考えております。受験対策としてデッサンを始めました。あと1年しかありませんが、まだまだ伸びると思うので頑張っています。
■頑張った点、上手くいかなかった点
明暗がはっきりと分かれる描き方をしたかったので、顔は特にはっきりとさせました。首から下があまり丁寧に描けないのが悩みです。今回もあまり上手く描けませんでした。
■どのような点を向上させたいか
目標にしている人がいるのですが、その人のデッサンは明暗がはっきりしていて、その上質感が本物のようです。私のデッサンをそのように描くにはどこを直したらよいのでしょうか。また、顔以外の部分が雑になってしまうので丁寧に描く方法を見つけたいです。ぼかしがあまり上手くないのか、ぼやっとしてしまいます。ぼかしの方法を教えてほしいです。
よろしくお願いいたします。
■デッサンの所要時間
300分
九九 さん、初めまして。美大受験をされるのですね。では早速、石膏像のチョイスですが、この石膏像は「ロココ」のもので、試験にはあまり出ないものです。私も描いたことがありません。良く出題されるのは、「ギリシャ」「ルネサンス」のものです。
とても良く観察していると思います。明暗も形も良く描けています。ここから先は、面を更に意識していくこと＝タッチを付けることです。タッチを引く時に、面を方向を意識していくことになりますので、これらは同時進行です。肩、頬、首など、のっぺりとしていて、面がどのように切り替わっているか分からないところを、どこまでが肩で、どこからが首か？という、意識的な描き方に変えていきます。ぼかし方も適当ではなく、どこからどの方向にぼけているか？明確に指を動かしていきます。
石膏デッサンは、美大受験では、そのような厳密なレベルが求められます（ていました）。この石膏像はとてもロマンチックなものですが、それに反して、物だ、石膏だ、面だというドライな見方を求められるのです。身も蓋も無いようですが、ハート・ブレイクにならず、これからも頑張っていただけますよう応援しております。
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