投稿者:majyamiさん(36歳・会社員・デッサン歴 学生の頃に3ヶ月位+2ヶ月前再開)
■モチーフ
紙コップ(赤、白)、ひも
■自己紹介・デッサンの目的
専門学校に通っていた時期に、授業で少しだけデッサンを習ったことがあります。
社会人になって、ずっと続けられる趣味を持ちたいと、過去の経験から手軽に始められるデッサンを選びました。
モチーフとじっくり向き合うことで、いろんな気づきがあり、観察力を高めていけるデッサンの奥深さや楽しさを感じています。
■頑張った点、上手くいかなかった点
モチーフの位置関係はわりと捉えられたのでは、と思いますが、正確な形や色、質感表現は未熟だと感じます。
とくに形やパースをとるのに手こずり、だいぶ時間がとられてしまいました。
■どのような点を向上させたいか
鉛筆を立てて描くタッチ表現が苦手なため、今後はモチーフの質感や重さ、硬さなど、タッチでいろんな表情を出せるように、鉛筆の使い方をマスターしていきたいと思っています。
さまざまなタッチ表現を身につけるには、どんなトレーニングが必要でしょうか?
またモチーフとして、こういうものにチャレンジするとよいなどのアドバイスをいただけたら嬉しいです。
■デッサンの所要時間
約5時間
ようこそ、熱血!デッサン塾へ。誠実なデッサンですね~隅々まできっちりと仕事をしています。ほとんど指摘するところがございません。このような取り組み方を続けていただけたら、ほどなく上手くなること保証いたします。
形も、時間を掛けて取り組まれたようで、中央のものが少し傾いている以外、問題ありません。モチーフの質、鉛筆の硬さやタッチなどの質が気になって来たのも、順調な進み方だと感じます。もう一つ加えて下さい。紙の質です。このデッサンは画用紙?の凹凸が、鉛筆のタッチより目立っています。どう思われますか?
トレーニングとしては、様々な質の紙に、様々な描画材料で、様々なタッチを描いてみる、テクスチャー・トレーニングをお勧めします。触れれば触れるほど、あなたの中に素材感覚がインプットされていくと思います。
これからのモチーフは、自分のお好きなものを描いていくことをお勧めします。私は、食べたいケーキが有れば、ちょっと描いて、その後食べる、そういう取り組み方も良いと思うのです。紙コップを並べるモチーフは、将に「形を取るための練習教材」。上手くなることに集中しているのかな?と思いますが、かなり真面目です。
こういうことは受験生には中々言い難いのですが、上手くなることより好きなものを優先させてください。近い将来上達した際、あなたが上手さだけを追求してきた場合は、それだけではどうにもならないことに突き当たるはずです。良い作品は、上手さだけからは生まれないですから。むしろ、あなたの「好き」の中にヒントがあります。折角、自由に好きに描ける立場をお持ちなのですから、このような考え方を取り入れてみて下さい。