投稿者:間に合う気がしない さん (18歳・高校3年生／デッサン歴1年／美大受験）
■モチーフ
ラバーカップ、プラッチックの鎖、ガラスの容器(想定デッサン)
■自己紹介・デッサンの目的
はじめまして。
高3になってからデッサンを始めました。高2まで大学受験のことをあまり深く考えておらず、高3になってからやっと、もともと少し興味があった美術の道に進みたいと思い始めました。志望校は多摩美術大学、東京造形大学です。ただ、高3になってからも目の前のことから逃げてばかりであまりデッサンに手を付けてきませんでした…。高校が自称進学校というのもあり、周りは勉強を頑張っていて、自分は落ちぶれてばかり、自業自得ですがそれで少しメンタルがやられてしまい、大学なんて行かなくていいと思ったときもありました。今更遅いのは重々承知ですし、こんな状態で受験に望む資格もなく、おこがましいのも理解しています。やっと最近になって受からないと気づき、気持ちを切り替えたつもりでいます。構図なども全然勉強しておらず、可能性は0.1%もあるかわかりませんが、できる限りやりたいと思っています。今回は、今の自分のレベルを知りたいのでここにあげさせていただきました。受からないとかでもいいです…。ぜひ、辛口でお願いします。
私的な話を長々と失礼しました。
■頑張った点、上手くいかなかった点
頑張った点
ガラスの容器は個人的にうまく質感が出せたのかなと思っています。
上手くいかなかった点
ラバーカップのゴムの質感と形の説明と内部の影が雑、鎖の質感や光の当たり具合も雑な気がします。構図も本音を言うと感覚です…。あと全体的に小さいと思います。
■どのような点を向上させたいか
構図の決め方と質感の出し方がいまいちよくわかっていません。もっとダイナミックに描きたいのですが、小さくなってしまいます。あと、描くスピードを上げたいです。完全に準備不足なのはわかっていますが、どうぞよろしくお願いします。
■デッサンの所要時間
180分
間に合う気がしない さん、初めまして。って、あなた自虐が過ぎますよ。文章で詳しく状況をお伝えいただきましたので、あなたの気持ちは分かりますが、かといって具体的に出来ることは、練習あるのみです。受験は、ドラマチックな人生の一面を見せてくれますが、大学に行っても、卒業しても、長い目で見れば（あなたもわたしも）ドラマはいつ起こるか分かりません。
このデッサンは、粗削りですが、まずまずの出来です。ラバーカップをこちらに向け、迫力があるからです。構図としては、もっと中心に。少し大きな黒い塊が、画面の端に来過ぎました。ただ、この向きだともっとパースが付き、柄が短く見えるはずです。左右対称にも気を付けましょう。
プラッチックの鎖も概ね良いのですが、交差した部分の、影の形や影は、もっと濃くしっかり描くべきです。
ガラスの容器は、らしくありません。透明の抜け感が、全然無いからです。もっと、線を主体にして描く、ガラスの質感を研究するべきです。
構成としては、鎖はどこかに巻き付けるつもりはありませんでしたか？モチーフの持ち味を生かすということは、それぞれの絡み方について、もっと発想を広げるべきです。構成デッサンについては、描くスピードより、良いアイデアを早くまとめる技量が、大切だと思います。
では、出来ることに集中してください。ご健闘をお祈りしています。
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