石膏像「アグリッパ」のデッサン

投稿者:まっさ さん (48歳・会社員/デッサン歴2ヶ月)

■自己紹介・デッサンの目的
息子が美大を目指して頑張っているのを見ていたら自分も描きたくなってしまいました。

■頑張った点、上手くいかなかった点
顔が似てない。デスケル使ってじっくり形をとったつもりだがなんか違う。

■どのような点を向上させたいか
基礎的に欠けている部分があれば改善したい。

■デッサンの所要時間
200分

石膏像「アグリッパ」のデッサン

まっさ さん、初めまして。息子さんが美大を目指して頑張っている!それを見ていたら自分も描きたくなった!情の通う親子関係、素敵ですね~ある意味、理想的かもしれません。初めに申し上げておくと、2か月でここまで描けるようになるとは、お上手です。

石膏デッサンで一番難しいのは、やはり顔です。私も最初の頃は、四苦八苦していました。何ミリか上げたら似てきて、何ミリか右にずらしたら、今度は似て来なくなっちゃったり、という具合です。微妙な形の違いを見分ける力が、ここでは必要になります。やはり、何枚か描いて行く中で時間を掛けて、力が付いてきたように思います。

デスケルを使うと、垂直水平で仕切った形は、基準が分かりやすく便利です。ただ顔の精度は、それ以上。となると、もっと碁盤の目のように仕切る?目尻と小鼻、目尻と口元、それぞれを補助線で結ぶ方法をお勧めします。目鼻口を3角形で結んで、形としてみていく方法も良いと思います。不思議なことに、面を出す時もその形が出てきますので、顔に沿った描き方ということになるのでしょう。

基礎的に欠けている部分ということですが、基礎というものは幅広いので、このデッサンに関することに留めさせていただきます。では、構図方について。石膏像は大きく、紙に収まりきらない場合が多いですが、あまり多くの面積をカットしてしまうのは、宜しくないとされています。それは、はみ出した部分の形が、デッサンを見る第三者にとって、想像出来る範囲ならOK、とされています。(ここに、デッサンは第三者に伝えるための技術であるという、考えが現れていますね。)この場合、胸の形がつながって意識できるぐらいの程度で、カットする。言葉でお分かりいただければ、良いのですけれど。

お父さんも、息子さんも、それぞれのテーマを持って、それぞれの絵に付いて話をするなんてことが出来たら、もっと素敵ですね。これからも頑張って下さい。

 



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