人物のデッサン


■自己紹介・デッサンの目的

いつかデッサンの勉強をと考えていましたが、やっと今年から始めることができました。
人物を中心にデッサン力を身に付けたいです。

■頑張った点、上手くいかなかった点
似顔絵なのでそっくりに描きたかったのですが、どこか不満があり、ほぼ完成していたのを描き直した経緯があります。それでも何か納得できないまま完成させました。動きのないモチーフなので表現が出しにくいのかなとか思ったりしました。被写体の人物(友人ですが)の良さが表現しきれてないと思います。
髪の描き方がこれでいいのかわかりません。

■どのような点を向上させたいか
習い始めなので構図やアタリをとることが不安定な気がします。この絵あたりから、「アタリ」の重要さに気付き始めました。「アタリ」という大枠の位置の決め方を教えて下さい。

■デッサンの所要時間
360分

人物のデッサン

今年から始めたということなら、それほど経験は無いと思いますが、随分お上手だと思います。顔は、とても難しいモチーフだと思います。そっくりに描くのは、微妙な形の違いを見分ける力が必要です。ある程度、微妙な形の違いを見分ける力をお持ちだと思えます。

それは「どこか不満があり、ほぼ完成していたのを描き直した経緯があります。それでも何か納得できないまま完成させました。動きのないモチーフなので表現が出しにくいのかなとか思ったりしました。被写体の人物(友人ですが)の良さが表現しきれてないと思います。」という文章に表れています。この文章にある通り、あーでもない、こーでもないと、悩んでいらっしゃる。微妙な形の違いを見分ける力は、自分の力であり、このような試行錯誤を通してしか身に備わらないからです。つまり顔の描き方が上手く行くためには、結局は微妙な形の違いを見分ける力を身に付ける必要がある、ということになると思います。どうぞ、これからも悩み続けて下さい。

髪の描き方は、やはり質感が大事になります。このような塗り方だと「もじゃもじゃ」に見えてしまいますので、髪の毛を曲線タッチで重ねる描き方をします。それには鉛筆の細い線が出やすい、平滑な紙質を選ぶことをお勧めします。

「アタリ」という大枠の位置の決め方について、何を描く時の「アタリ」ですか?動いているもの、止まっているもの、マンガアニメ、リアル、静物、人物それぞれに、アタリの取り方は微妙に違うと思います。一応、頭蓋骨と顔のアタリを載せておきました。更に、そっくりに描くための「アタリ」であれば、目測で、さらに慎重に位置関係を示していきます。

30分ぐらいに区切って、描きまくれば良いですよ。それで、形が正確になってくれば、アタリも正確になってきているという事です。



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