はぎねさん(16歳・高校2年生/デッサン歴約7ヶ月)
メッセージ:
こんにちは。画塾に入りました。そこで2回目の石膏デッサンをしています。
これはまだ途中ですが、石膏デッサンに慣れていないので、進め方がいまいちわからず滞っています。なので、現段階の進め方の評価をしていただきたいです。
私事ですが、家の事情で美大が受験できなくなり就職を目指すことになりました。家を出てから美大を目指したいと思っていることと、単にデッサンや画力向上に努めることが楽しいのでデッサンはやめません。
(240分)
[過去投稿]
添削187:石膏像(メディチ)のデッサン
添削169:ガラス瓶(ワインボトル)とリンゴ(作り物)のデッサン
もう前を向いているようですね。私は長い目で見れば、遠回りのようでいても人生は公平だと思っています。これからも粘り腰で続けて行って下さい。当方も応援させていただきます。
さて、石膏デッサンは塊で捉えるとよく言われます。これはつまり、面の意識をしっかり持つことです。細かい部分に囚われ、線で描くことに囚われると上手く行かないことは、もうお分かりだと思います。デッサンの最も大切な意識であり、最も難しい箇所でもあります。
例えば頬の面に注目してみましょう。顎と通称エラ、頬骨の3つの出っ張りで囲まれた台形は、顔の立体感を出すためには重要です。3つの出っ張り同士を結ぶような、タッチを引かなければならない、ということです。(あなたは右利きですね。)面を意識すること⇔骨を意識すること⇔骨同士を結んだ筋肉が面となって現れるということです。一番手っ取り早いのは、描いているところに該当する自分の顔を、(黒くならないよう気を付けながら)触ってみることです。