投稿者:まゆさん (32歳・会社員/デッサン歴・3ヶ月)

■自己紹介・デッサンの目的
はじめまして、よろしくお願いいたします。
何でもやってみたがりな性格のため、死ぬまでに一度くらいはイーゼル立てて油絵とか描いてみたいと思っているのですが、落書き以外で絵を描いたのは中学の夏休みの宿題が最後です。どこから始めれば…と思っていたら、芸大受験を題材にしたアニメでみんなデッサンしまくりだったので、これなら少額で始められて今から練習すればおばあちゃんになる頃には好きなように描けるようになるかも、と思ってデッサンしてみることにしました。今は、デッサンの基本の本を一冊買って身の回りのものを描いています。

■頑張った点、上手くいかなかった点
形が崩れないようにアタリを細かくとったのと、ステッチの針が刺さった部分と糸の差をわかるように筆圧を調整したこと、白い靴でもちゃんと色を乗せることを意識しました。
上手くいかなかったのは、靴内部の陰の濃さ、同じ白でも本体・靴紐・紐を通す穴の素材による白の描きわけ、靴のベロと踵部分の銀色のツヤッとした感じが出せなかったところです。

■どのような点を向上させたいか
色の濃淡の加減にいつも時間がとられます。塗って消してを繰り返して紙は汚くなるし消してもだんだん色が落ちなくなるしで困っています。今回は白いものですが、陰の部分はもっと濃くするのか、でも真っ白なのがこの靴の可愛さだからなあ…と迷っていました。それと、線で描かずに物の境界をもっと表現できるようになりたいです。

■デッサンの所要時間
210分

白いスニーカーのデッサン

まゆさん、はじめまして。文章もたくさん書いていただきまして、とっても楽しそうに向き合っていることが、とても良いと思いました。おばあちゃんになるまでにとご謙遜なさらないで、どんどん描いて、どんどん上手くなって、楽しい油絵の世界に飛び込んで行っちゃってください。

とても丁寧に線を引いて、陰を付けて、しかも線の強弱を使い分けて素材感を出したりと、とても良い取り組み方ですね。素晴らしいと思います。確かに形は直させていただきましたが、形と、この靴のような微妙なグラデーションを表現することは、正直、もう少し経験を積んでからかも知れませんね。今の段階で、これぐらい出来たなら、十分では無いでしょうか。

「塗って消してを繰り返して紙は汚くなるし消してもだんだん色が落ちなくなるし」→これも良い取り組みですね。こういう葛藤が、次の工夫になります。白い紙に、白い靴を表現するのは、大変です。でも、紙が黒かったら?油絵だったら、どういう色を下に敷くでしょうか?つまり、汚れるどころではなく、白を出すために違う色を塗ってしまうということも、実はアリです。いわゆるデッサンでは、あまり例を見ないかも知れませんが、デッサンを着色して、そのまま油絵を描いて行く伝統技法には、そういう手法があります。ちょっと脱線しました?自分の理想を追求するために、葛藤を引き受ける、それが表現の面白さです。これは、大切にして下さい。

白いスニーカーのデッサン



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