投稿者: おがわ さん (18歳/浪人生/デッサン歴1年3ヶ月/芸大受験)
■自己紹介・デッサンの目的
現在一浪の東京藝大日本画志望です。僕の将来の夢は漫画家になることです。
■頑張った点、上手くいかなかった点
頑張った点は構図と全体の比率とモリエールの印象です。上手くいかなかった点は色幅が狭いのと、所々で形が狂ってるところ、書き込みが弱い事です。自分は石膏像が苦手で毎回描くのに悩んでましたが今回は今までの中では自分なりに一番よく描けたと思ってます。
■どのような点を向上させたいか
形の正確に描けるようになりたいのと、色幅をもっと広くしたいです。画塾を通い始めて1年が経ちます。全然伸びません。どうしたらいいでしょうか。
観察力が全然ないと先生からいつも言われます。でもどのようにして観察するのか全然分からないです。毎日自分が嫌いになり絶望しています。こんな僕は絵に向いてないのでしょうか。絵の才能がないのでしょうか。僕の取り柄は絵しかないと思っています。その絵も否定されると自分自身も否定されてる感じで苦しいです。自分に自信を持ちたいです。アドバイスお願いします。モリエールの写真は予備校が写真撮影厳禁なので撮れませんでした。申し訳ないです。
■デッサンの所要時間
14時間
おがわ さん、お疲れさまです。悩んでいますね、、、。
私は、こういう世界は紆余曲折有り、目指す結果が出るまで時間が掛かっても仕方がないと思っています。ただ自分でも、結果を出すのに焦るのが良いか悪いか、判断付きかねています。目的を絞り切れていないのではないか?逃げる理由にしているのではないか?という問いも、同時に立ちますからね。
だから、短期的にでも出てきた結果は、その都度大切に、客観的に判断していくように努めています。自分の結果は、人と比べて、大したことが無い小さな成長でも(逆の、失敗もあります。)、見据えるべきです。それは、自分を客観視する利点です。一方、自分を客観視することが出来なければ、小さな成長を見逃し、感情に支配されます。それは、妄念の中に留まり、有頂天になったり、絶望したりすることを繰り返すことになると思うのです。あなたは、少しクールダウンする機会を持つべきでしょう。
では、このデッサンを大切にして行きましょう。
あなたのような、ある程度描けるようになった人が陥るのは、「慣れ」です。そのため、大きな視点を失い、部分的に仕上げてしまうので、「迫れない」デッサンになることが多いのです。しばらく時間をおいて後、光が美しいと感じたり、形が全体的に甘いと思うのは、客観的に大きな視点が持てるからです。
このデッサンは、どこまで直接光が当たっていて、どこから陰になっているか、曖昧なところがたくさんあります。惰性で描くのではなく、見て、自分で分かってから描く、それは小さくても成長と自信につながると思います。