投稿者:たんさん(28歳/みかん農家/デッサン初心者)
■自己紹介・デッサンの目的
初めまして。彫り師を目指している者です。仲の良い彫師(師匠ではない)から「弟子入りするには絵が書けなきゃいけない。キチンと絵が書ける、という事のスタートラインはデッサン」と言われたのでデッサンを始めました。
好きな画風はアメリカントラディショナルやニュースクールといったタトゥーカルチャーの中で生きる絵です。簡潔単純で形の崩しも入ったシンプルな絵ながら、やはり理にかなっていてバランスも良い、洗練された数々のタトゥーデザインに心を奪われて止みません。
モチーフはライターです。周りからの評価が一番良かったものです。一般的なモチーフでなくてスミマセン。よろしければ添削よろしくお願いします!
■頑張った点、上手くいかなかった点
頑張った点
鉄の表現、押す部分の根本の段差、回りこみの表現
上手くいかなかった点
黒さの中の立体表現(?)
■どのような点を向上させたいか
だれが見てもそれが何を書いたモノかわかるような表現力
■デッサンの所要時間
3時間
初めまして。彫り師を目指されているとのこと、しかしみかん農家をされている、これは新しい生き方!ハイブリッド・カルチャーだ!(笑)。同調圧力に屈することなく、自己実現にまい進できるよう、心から応援しております。
まずは、デッサンについて。力作ですね。細かいところの多い難しいモチーフですが、丁寧に描かれていて、自分の道を開拓していこうとする意気込みを感じます。一番気になるのは、胴の部分の黒く光の当たっている部分、もっと明るく出来たら良かったですね。ここは、練り消しでそっと押さえて消すと良いでしょう。
表現力というのは、微妙な違いを描く力ですね。それには、このデッサンのようなちょっとした黒の違いにこだわる力、それを支えるのは自己批評力だと思います。これからも、あーでもない、こーでもないと、自分が納得するまで、デッサンで追及していってください。人の肌で、それは出来ませんから。
このような日常物をモチーフにデッサンすることは、もちろん良いのですが、アメリカン・インディアンの文化や歴史に触れ、動植物などの自然物を描いてみるのは、いかがでしょうか?ストレートに目的に向かう、良いモチーフだと思います。